Bluetoothバーコードスキャナ

Bluetoothバーコードスキャナは、主にはウェブ端末機能によって スマートフォンをデータコレクタとして使うために用いますが、 それだけはなく、ごく普通のパソコンに無線接続してレジで使うことも可能です。 機種によっては、Bluetooth無線接続、USBによる優先接続のどちらもサポートしているものがあります。

スキャナの前に:古いバージョンのスマフォとiPhoneでのトラブル

Bluetoothスキャナ自体を説明する前に、これらについての注意があります。

古いスマフォではウェブ端末の画面レイアウトが崩れる場合があります

現代のブラウザ技術は非常に早く進歩しており、数年前のスマフォになりますと、最新のブラウザが搭載できない場合があります。 このため、古いスマートフォンでは、ウェブ端末画面が正しくレイアウトされないことがあります。

iPhoneの特殊な仕様により、操作に難があります

iPhoneのブラウザは他とは仕様が異なります。 同じApple製のiPad、一般的なPCのブラウザ、Androidのブラウザ等とは異なる仕様となっています。 本件に限らず、例えばブラウザ上での動画再生にもおいても、他とは異なる動きとなっています。

具体的には、例えばブラウザでページを表示したら、入力フィールドに自動的にフォーカスさせ、バーコードスキャナからの入力を受け付けるということができません。 いったん入力フィールドを指でタップしなければ、バーコードスキャナからの入力を受け付けません。 これについては、弊社技術サイトgwtcenter.comの以下のページをご覧ください。

※iPhoneのデフォルト以外のブラウザ(例えばFirefoxなど)をインストールして使用すれば、正常に動作するとの報告もあります。

Bluetoothバーコードスキャナの接続性

USB接続のバーコードスキャナはおなじみと思われますが、Bluetoothの場合には、接続方法をBluetoothという無線に変更したものです。

したがって、ほぼ例外なくパソコン・スマフォでBluetoothバーコードスキャナを利用可能です。

また、Bluetoothバーコードスキャナによっては、Bluetooth接続、USB接続のいずれの接続形態もサポートしているものがあります。 そのようなスキャナの例としては以下があります。これも弊社技術サイトgwtcenter.comの紹介記事です。

スマートフォンでの使用の際の注意事項

一般的なBluetoothバーコードスキャナをスマートフォンに接続して使用する際の注意事項として最も大きなものは、 Bluetoothスキャナを接続するとソフトキーボードが表示されなくなることです。

例えば、何も接続していないスマフォで何らかの入力が必要になった場合には、自動的に以下のようにソフトキーボードが現れます。

しかし、Bluetoothバーコードスキャナを接続すると(一般には)、このようなソフトキーボードが表示されなくなります。 この理由はスマフォ側がバーコードスキャナを「キーボード」と認識しており、 「キーボードが接続されたのだから、ソフトキーボードは必要無い」と判断されてしまうためです

スキャナの機種によっては、これを制御できるものもあるようです。

もちろんこれは、「ソフトキーボードが出ない」だけであって、例えば電話の受け答え等はできます。 一般的に、この操作にソフトキーボードは不要だからです。

ともあれ、この点には十分注意してください。一般的には、例えばBluetoothスキャナを接続したままメール文面の入力やLineの入力などはできなくなります。